塗師 岡田

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COMPANY

漆職人は「極楽浄土をこの世に映し出す」

塗師 岡田

岡田道明

寺院より、依頼をいただくことも多いのですが、その度に漆職人は「極楽浄土をこの世に映し出す」という高潔な使命を再認識させられます。 神様や訪れる方が穏やかですがすがしい気分になりますように。そんな気持ちでいつも作品と向き合っています。 漆作品は天気や湿度によって、出来上がりが異なり同じものは一つとしてない、それぞれに個性を持つものです。 非常に繊細な工程を遂げ、できあがる作品は驚くほど艶やかでしとやかな表情をもって生まれます。 見るほどに美しく、花のようにうっとりする作品を、みなさまに日々日常の中でも使っていただきたく思います。

HISTORY

CONCEPT

”ホンモノ”の漆と向き合う

01

本漆塗

素材が 天然木 、塗装が下地塗装、仕上げ塗装両方とも漆100%で、全て手作業の物が最高級とされています。 この最高級の作品を本漆塗と言います。 木は温度と湿度の変化によって伸び縮みするものですが、そうなると、漆も一緒に伸び縮みします。 漆の製品でよく塗装が剥げてきているものがありますよね。 それは、どちらかに合成のモノが入っていて、片方が伸びたり、縮んだりしているうちに表面が剥げてきてしまっているのかもしれません。 天然木と本漆の組み合わせならば、その確率も低くいつまでも長く使えるうえに、月日を重ねるごとに良い風合いがでてきます。

02

純国産漆 書写塗

姫路の書写山圓教寺に伝わる「書写塗」は使い込むうちに上塗の朱漆が摩耗してじわりとでてくる下塗の黒漆が味わい深く、鮮やかな朱色の根来塗と比較して少し暗い色調の朱塗りであることです。 書写塗りに関する唯一の文献資料である「書写塗(書写根来)」(鍛冶淳美著1986年出版)によりますと、1585年、和歌山の根来寺が秀吉の焼き討ちにあった際、離散した塗師によって漆塗の文化が書写山に伝わり、その後、江戸時代末期に磁器の台頭により途絶えてしまったとされています。 我々書写塗伝承協会が研究を重ね、140年以上の時を経て、現代に復刻しました。

03

食との深い関わり

「漆」と言うと、まず漆で塗られた食器(漆器)をイメージされる方が多いかと思います。 現在では、本漆と呼ばれる日本産の漆が貴重になってしまい、漆器は百貨店や専門店などで高級食器として並べられている位で、普段あまり馴染みがないかもしれません。ですが、江戸時代には漆器は決して高級品ではなく、庶民の食卓に色を添えておりました。

04

播州書写塗

「播州書写塗」もその一つで、黒漆の中塗りに朱漆を塗って作られており、使い込むほどに中の黒漆が模様のように浮かび上がり味が出ます。その風合いが評判となり全国的に知られるようになりました。漆で塗られた食器は漆の艶やかな美しさで料理を彩るだけでなく、とても強い強度と高い耐久性を誇り、丁寧に扱えば二代、三代と使えるとても良い道具です。

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